2021
CINEMA DE AERU
GRAND SELECT
ミニシアターが選んだ今年のベスト1
上映作品 01
シネコヤ セレクト
◉ 12/25(土)11:40〜、◉ 12/26(日)16:20〜
『ミッドナイト・ファミリー』
監督:ルーク・ローレンツェン/2019年/81分/(C)Family Ambulance Film LLC
非合法の救急活動を行う家族の姿から、メキシコの社会問題を浮き彫りにする傑作ドキュメンタリー
メキシコシティには人口900万人に対して公共の救急車が45台未満しかなく、救急救命にあたる闇救急車の需要がある。そんな私営救急隊を稼業とするオチョア一家は、同業の救急救命士らと競い合って急患の搬送にあたっている。しかし、闇救急車の取り締まりや汚職警官からの賄賂の要求によって、徐々に金銭的にも追い詰められていく。
上映作品 02
豊岡劇場 セレクト
◉ 12/25(土)13:50〜、◉ 12/26(日)11:00〜
『燃ゆる女の肖像』
監督:セリーヌ・シアマ/2019年/122分/(c)Lilies Films.
生涯忘れ得ぬ痛みと喜びを人生に刻んだ恋をたどる追憶のラブストーリー
画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から娘エロイーズの見合いのための肖像画を依頼され、孤島に建つ屋敷を訪れる。エロイーズは結婚を嫌がっているため、マリアンヌは正体を隠して彼女に近づき密かに肖像画を完成させるが、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを批判されてしまう。描き直すと決めたマリアンヌに、エロイーズは意外にもモデルになると申し出る。キャンパスをはさんで見つめ合い、美しい島をともに散策し、音楽や文学について語り合ううちに、激しい恋に落ちていく2人だったが…。
上映作品 03
鹿児島ガーデンズシネマ セレクト
◉ 12/24(金)18:10〜、◉ 12/25(土)18:20〜
『バーフバリ 王の凱旋 完全版』
監督:S.S.ラージャマウリ/2017年/167分/(C)ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.
インド映画史上界最高興収を記録した、壮絶な愛と復讐の物語 その完全版
蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利してマヒシュマティ王国の王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、クンタラ王国の王女デーヴァセーナと恋に落ちる。しかし王位継承争いに敗れた従兄弟バラーラデーヴァは邪悪な策略で彼の王座を奪い、バーフバリだけでなく生まれたばかりの息子の命まで奪おうとする。25年後、自らが伝説の王バーフバリの息子であることを知った若者シヴドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして暴君バラーラデーヴァに戦いを挑む。完全版はインターナショナル版よりも26分長く、ヒロインのデーヴァセーナが歌う「かわいいクシュナ神よ」のシーンなど沢山の見どころが。
上映作品 04
高田世界館 セレクト
◉ 12/25(土)9:00〜、◉ 12/26(日)11:00〜
『国家が破産する日』
監督:チェ・グヒ/2018年/114分/(c)2018 ZIP CINEMA, CJ ENM CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
1997年に韓国で実際におこった通貨危機の裏側を描いた社会派ドラマ
1997年、韓国経済は急成長を遂げ、いつまでも好景気が続くと多くの国民が信じて疑わなかった。そんな中、韓国銀行の通貨政策チーム長ハン・シヒョンは通貨危機を予測していた。政府は非公開の対策チームを招集するが、国家破産まで残された時間はわずか7日間しか残されていなかった。独自に危機の兆候をキャッチし、これを好機と見た金融コンサルタントのユン・ジョンハクがある大勝負に出る。その一方で、経済情勢に明るくない町工場の経営者ガプスは、大手百貨店からの大量発注を手形決済という条件で受けてしまう。
上映作品 05
シネマ・デ・アエル セレクト
◉ 12/24(金)16:00〜、◉ 12/26(日)9:00〜
『アイヌモシリ』
監督:福永壮志/2020年/84分/(C)AINU MOSIR LLC/Booster Project
アイヌの血を引く少年がアイヌ文化に触れ、葛藤の中で成長していく人間ドラマ
北海道阿寒湖畔のアイヌコタンで母と暮らす14歳の少年カントは、1年前に父を亡くして以来、アイヌ文化と距離を置くようになっていた。友人と組んだバンドの練習に熱中する日々を送るカントは、中学卒業後は高校進学のため故郷を離れることを決めていた。そんな中、カントの父の友人だったアイヌコタンの中心的人物デボは、カントをキャンプへ連れて行き、自然の中で育まれたアイヌの精神や文化について教え込もうとする。
上映スケジュール
12/24(金)
16:00 開会
16:00〜17:39 『アイヌモシリ』
*上映前にシネマ・デ・アエル有坂民夫さんによる推薦コメント付き
18:10〜21:12 『バーフバリ 王の凱旋 完全版』
*上映前にガーデンズシネマ黒岩さんによる推薦コメント付き
12/25(土)
09:00〜11:09 『国家が破産する日』
*上映前に高田世界館上野さんによる推薦コメント付き
11:40〜13:16 『ミッドナイト・ファミリー』
*上映前にシネコヤ竹中さんによる推薦コメント付き
13:50〜16:07 『燃ゆる女の肖像』
*上映前に豊岡劇場伊木さんによる推薦コメント付き
16:40〜17:55 グランドセレクト選考&決定クロストーク
18:20〜21:22 『バーフバリ 王の凱旋 完全版』
12/26(日)
09:00〜10:39 『アイヌモシリ』
11:00〜13:17 『燃ゆる女の肖像』
13:50〜15:59 『国家が破産する日』
16:20〜17:56 『ミッドナイト・ファミリー』
17:56 閉会
◉ 鑑賞料金
中学生以下無料
1,200円(1作品)
3,000円(3作品+ソフトドリンク1杯券付き)お得!
◉ チケット
シネマ・デ・アエルのカウンターで販売しています。直接ご来場ください。
◉ 各回定員:30名
※前売り、座席指定(予約)はありませんが混雑状況などはメールかFacebook経由で連絡いただければご案内いたします。
ミニシアターが選んだ今年のベスト3
鹿児島ガーデンズシネマ
黒岩美智子さんが選ぶ今年のベスト3
01
『バーフバリ 王の凱旋 完全版』
監督:S.S.ラージャマウリ/2017年/167分/(C)ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.
COMMENT
何度観ても面白く、テンションが上がり感動する。公開以来毎年上映しているインド映画です。民のために命を投げ打つ王に感激、マヒシュマティの民となったファンも数知れず。マサラ上映にハマる人も数多い。映像、アクション、音楽、ストーリー、役者、全てよし。10年に一本の傑作です。
02
『ぶあいそうな手紙』
監督:アナ・ルイーザ・アゼベート/2019年/123分/(C)CASA DE CINEMA DE PORTO ALEGRE 2019
COMMENT
目が不自由になりつつある独居老人とふとしたきっかけで手紙の読み書きを手助けするようになる若い女性。出会ったことでそれぞれが影響し合い、互いの人生がプラスに変化していく。共通の趣味が詩であったり、ブラジル音楽の名曲が使われていたりと粋な構成です。
03
『白痴 デジタルリマスター版』
監督:手塚眞/1999年/146分/(C)手塚プロダクション
COMMENT
20年前とは思えない圧倒的な映像美。新潟で撮影された火災のシーンが素晴らしい。混沌とした時代に愛を見出す物語は、今の時代だからこそより響いてくる。1月に上映し、8月に再映しましたが、2回とも手塚眞監督がご来館くださいました。
鹿児島ガーデンズシネマ
一般社団法人鹿児島コミュニティシネマが運営。多種多様な作品を上映、より理解を深めるためのイベントや学びの場作り、上映活動の支援などを行っている。
〒892-0826 鹿児島県鹿児島市呉服町6-5 マルヤガーデンズ7階
TEL:099-222-8746
シネマ・デ・アエル
プロジェクトメンバーが選ぶ今年のベスト3
01
『アイヌモシリ』
監督:福永壮志/2020年/84分/(C)AINU MOSIR LLC/Booster Project
COMMENT
今年の3月、テレビのワイドショーでお笑い芸人がアイヌへの差別表現をネタにしたことが問題となった。芸人は悪気はなかったが無知だったと謝罪した。一昨年「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」という名の、それまでがいかに彼らに冷淡であったかが、名称が何よりも示している法律ができ、昨年は多様な民族が生きる日本の”共生象徴空間”として整備された国立博物館「ウポポイ」が公開されたばかりだった。まったくどうかしていると思った。
僕の実家にはアイヌ民芸品の「木彫りの熊」があった。子供の頃に家族旅行でアイヌコタンに行った。知里 幸恵と金田一京助のエピソードはざっくりと知っている。東北はアイヌが多く暮らしていた土地で、アイヌの言葉に由来する地名がたくさん残っていることも知っている。多様性は大切なもの。と考える一人の成人男性としては、ひととおりの知識や経験はあるのではないか。と、一度は思ってみたものの、それだけだ。僕はおそらく無知な芸人と変わらない程度にしかアイヌを知らない。話を振られれば、きっと調子に乗って、芸人以下のひどい無知さえ披露しかねない。
この映画は偏見や差別を主なテーマにしていない。アイヌとしての誇りを持って今を生きる人々と、一人の少年が大人へと向かう一瞬のドラマが、アイヌの自然への畏れと敬意、息を呑む儀礼や文化の美しさとともに描かれる。あぁ、僕に必要だったのは彼らを取り巻く悲喜のニュースでわかった気になることではなく、ともに生きるひとりの人間の生き様に触れることだったのだ。と、この映画は教えてくれた。
観る人それぞれがアイヌのことだけではく、自分自身についても何かを感じさせる作品です。(文:有坂 民夫)
02
『音楽』
監督:岩井澤健治/2019年/71分/©大橋裕之/ロックンロール・マウンテン/Tip Top
COMMENT
音楽…何ともスッキリした、いさぎよい題名。実際、まぎれもなく「音楽」の「映画」です。
原作は100ページ、500コマ弱の小品ながら、紙の上から聞こえない筈の音が鳴り響いてくる「音楽」の「漫画」です。
この作品に感動した監督が、漫画とは似て非なるメディアである映画に仕立てるため採った方法は — 原作の百倍ものコマをひたすら手描き!! 映画を観た原作者いわく「これで『音楽』が完成した」(『音楽』完全版より)。実に幸福な関係の漫画と映画、ぜひ両方味わってみてください。
まずは時代に逆行する監督の執念が実を結んだ、クライマックスの解放感と昂揚感をスクリーンで堪能すべし!! (文:大垣 隆義)
03
『春江水暖~しゅんこうすいだん』
監督:グー・シャオガン/2019年/150分/©2019 Factory Gate Films All Rights Reserved
COMMENT
パンデミックのため、自由に旅行できない日々が一年以上も続く中で私は、行ったことのない場所や、見たことのない景色を観てみたい、と強く思うようになりました。海外旅行はなかなかできなくても、映画は世界を知るための窓になってくれるかもしれない。そう思って、この作品を選びました。 『春江水暖』は、中国の若手監督 グー・シャオガンが北京の映画学校で学んだ後、浙江省の故郷に戻って撮ったデビュー作です。2022年のアジア競技大会に向けて開発が進む富陽の街の姿と、この地で描かれた山水画「富春山居図」を意識した独特の手法で撮影された大河、富春江の対比により、新しいものと古いものが同居する映像世界が展開されます。また、本物の料理人や漁師とその家族が登場人物を演じていることで、物語にリアリティーがもたらされています。
経済大国として急速に発展する中国。科学技術にも潤沢に予算を配分して優秀な人材が集まっていると聞く一方で、個人の思想や言論の自由については懸念を感じます。気になる隣国の若手監督が、どのような考えで独創的な作品を撮ったのかにも、大いに興味があります。
悠大な景色の中で繰り広げられる、大家族のドラマ。私たちは、人間の悩みや喜びも、自然の一部だということを忘れかけていたかもしれません。絵巻物のように美しい大河の四季の風景と、そこに住む人々の物語に、しばし身をゆだねてみましょう。(文:八谷 三和)
シネマ・デ・アエル
三陸沿岸地域から常設映画館がなくなった2016年、東日本大震災に耐え残った築200年の旧酒蔵を特設スペースに改修し、映画上映や文化プログラムを行なっている上映団体です。
〒027-0089 岩手県宮古市本町2-2
TEL:090-8582-4940
シネコヤ
竹中翔子さんが選ぶ今年のベスト3
01
『ミッドナイト・ファミリー』
監督:ルーク・ローレンツェン/2019年/81分/(C)Family Ambulance Film LLC
COMMENT
「この映画、ドキュメンタリーなんですか?!」と観終わった後に、お客様の驚きの声。
わかります。ナレーションなし、音楽なし、被写体をしっかりと捉える映像に、私も映画を観ながら「これはすごい」と唸りました。
無線を傍受するやいなや、車のエンジンを入れアクセルを踏むまでのスピードときたら、見とれてしまいます。大慌てで車に乗り込むカメラの臨場感が興奮を誘い、ドキュメンタリーであることが信じられないくらい、主観と客観ショットの入れ替わりが映画的で引き込まれてしまう。アクション映画さながらのカメラワークです。
無認可の営利救急隊の姿は、日本の倫理観からするとありえない光景に見えるかもしれません。けれども、見落としがちな世界の隙間に起きていることに光を当てて映し出すことこそ、映画の役割ではなかろうか…とも思います。2021年一番、映像の美しさに加え、描かれていることのメッセージ性に、“ガツン”と頭を打たれたような衝撃的な作品でした。
02
『スザンヌ、16歳』
監督:スザンヌ・ランドン/2020年/77分/(c)Paname Distribution
COMMENT
超個人的に、超絶思い入れのある作品となった『スザンヌ、16歳』。”16歳”は、なんて響きのいい言葉なのだろう。“16歳”をくっつけると、それだけでアンニュイな雰囲気になるから不思議です。その特有さゆえに、小説や映画のタイトルにはぴったりだと思います。
”16歳”という特別な年代の揺らめきが、恥ずかしくなるほど鮮明に描かれ、自らの初恋と照らし合わせて、懐かしいやら、甘酸っぱい気持ちになるやら。ニタニタしながら観てしまいました。
脚本、監督、主演を努めた20歳のスザンヌ・ランドン。15歳のときに執筆した脚本を元に映画化し、更には、エンドロールの歌まで歌い上げ、彼女の全てが詰まったポートフォリオ的な作品。モジモジした10代を過ごした身としては、超カッコいいなと思います。そうそう、あとはスザンヌのミニスカートの短さに悶絶!でした
03
『ブータン 山の教室』
監督:パオ・チョニン・ドルジ/2019年/110分/(C)2019 ALL RIGHTS RESERVED
COMMENT
人から人へつながっていく作品。この映画観たよ!よかったよ!是非観て!と、思わず人に話したくなって、勧めたくなる映画ってありますよね。『ブータン 山の教室』はそうして口コミで大きく広がっていったように思います。
とにかく子どもたちが可愛くって。舞台となった《ルルナ》村に実際に暮らす子どもたちを起用し、その純粋な反応や活き活きした姿が映画に収められています。そこにはお芝居を超え、日に焼けた肌の色、目の奥の力強さが、観るものに訴えかけます。広大な美しい大自然と子どもたちの眼差しを前に、私たちは何を大切にすべきなのか…。現代社会を激しく批判するでもなく、都会を夢見る若者を咎めるわけでもなく、この映画は静かに、そして美しく、私たちに問いかけるのです。
「お友だちに聞いて」というお客様が圧倒的に多かった本作。何かと忙しく過ごしてしまう現代だからこそ、多くの共感を呼んだのではないかと思います。
シネコヤ
3000冊の本が楽しめる貸本屋であり、毎月おすすめの本に合わせて映画をセレクトしている。一階にはパン屋スペースがあり、自家製天然酵母パンとドリンクが販売されている。2022年1月下旬まで休業中。
〒251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-4-6
TEL:0466-33-5393
高田世界館
上野迪音さんが選ぶ今年のベスト3
01
『国家が破産する日』
監督:チェ・グヒ/2018年/114分/(C) 2018 ZIP CINEMA, CJ ENM CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
COMMENT
ついつい社会派のラインナップが増えてしまう弊館。こちらの作品もその流れではあるものの、エンタメ性も兼ね備えた特筆すべき作品。コロナ禍の前に公開された作品だが、今だからこそタイムリーな内容となっている。
02
『海辺の彼女たち』
監督:藤元明緒/2020年/88分/(C)2020 E.x.N K.K.
COMMENT
またもや社会派の作品。ベトナム人の技能実習生から見えてくる日本の縮図。
03
『海辺の家族たち』
監督:ロベール・ゲディギャン/2016年/107分/(C)AGAT FILMS & CIE – France 3 CINEMA – 2016.
COMMENT
第2位の作品とタイトルが酷似するが、全く別の作品。フランス映画の良さが現れていた。
高田世界館
雪国・高田にある、現存する日本最古級の映画館(明治44年築)。100年の歴史の中では成人映画館にも姿を変えたが、今では小さな子どもを含め、地元住民が足を運ぶような「まちの映画館」として存在している。応援上映やマサラ上映といった企画も頻繁に開催されており、県外から訪れる映画ファンも多い。見学だけの利用も可。登録有形文化財。
〒943-0832 新潟県上越市本町6丁目4-21
TEL:025-520-7626
E-MAIL:info@takadasekaikan.com
WEB:http://takadasekaikan.com/
豊岡劇場
伊木翔さんが選ぶ今年のベスト3
01
『燃ゆる女の肖像』
監督:セリーヌ・シアマ/2019年/122分/(c)Lilies Films.
COMMENT
お客様からのご要望が多かった作品のひとつでした。お客様からは「劇中のシーンがどこをとっても絵になる」「この時代の性について触れる貴重な作品でした」などのご意見をいただいたことを覚えています。個人的には言葉にできない素晴らしさがあると感じていて、人と人との関係性や風土、環境、時代など多様な要素が含まれているにも関わらずシンプルにも見える物語が魅力的でした。
02
『ミッドナイト・ファミリー』
監督:ルーク・ローレンツェン/2019年/81分/(C)Family Ambulance Film LLC
COMMENT
弊社配給協力作品として贔屓目もあるかもしれませんが、日本とは環境の違う場所でのリアルを至近距離のカメラワークによって独特の緊迫感をスクリーンで体感できる貴重な作品だと感じています。
03
『ブータン 山の教室』
監督:パオ・チョニン・ドルジ/2019年/110分/(C)2019 ALL RIGHTS RESERVED
COMMENT
お客様のご要望が多かったのもありますが、ご鑑賞いただいた方々の満足度がすごく高い作品でした。内容もフィクションとドキュメンタリー要素がすごく良いバランスで共存していて、感情の入り方が深まって、お客様の満足度を押し上げていたと感じました。
豊岡劇場
1927年に芝居小屋として開業し、歌舞伎や狂言・歌劇など大衆娯楽の場として活用された。次第に映画上映も取り入れ、映画専門館となる。2012年3月末に一度閉館。その後、現在の運営元(有)石橋設計によって2014年12月末にリニューアルオープン。飲食店「ハンバーグのビアドリット」の併設やロビーを改装するなどしてリニューアルしてから丸7年が経とうとしている。
豊劇フォトコンが開催中。インスタグラムで豊岡劇場やその周辺の写真をアップすると、3名にオリジナルグッズをプレゼント。期間は2021/12/1から2022/1/10まで。
〒668-0026 兵庫県豊岡市元町10−18
TEL:0796-34-6256
E-MAIL:info@toyogeki.jp