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10月15日から1週間「廻り神楽」を上映します。


何百年と三陸沿岸部を巡り続ける黒森神楽を追ったドキュメンタリー映画「廻り神楽」の上映を、10月15日から一週間にわたって開催することになりました。 初日15日の午後4時45分からはシアター前特設ステージにて、黒森神楽の演舞も行われます。 幾度も津波にのまれながら、途絶えることなく続いている神楽。三陸の沿岸、北は久慈市、南は釜石市までの長大な距離を巡り、三陸の人たちに舞を通して娯楽、さまざまな豊かさを届けています。

>上映日時 10月15日(日) 9:30〜, 15:00〜 映画上映 / 16:45〜 「黒森神楽」演舞 10月16日(月) 〜 22日(日) 連日10:00〜 映画上映 >会場 シネマ・デ・アエル(東屋さんの「蔵」) >料金 当日一般¥1,500 高校生以下¥1,000 前売¥1,200(「岩手県沿岸上映共通鑑賞券」がご使用になれます) >問い合わせ TEL: 070-5320-5274(みやこ映画生活協同組合)

>あらすじ  親潮と黒潮が交わる豊かな三陸の海辺を巡りつづけてきた黒森神楽。大漁や海上安全を願い、神楽を篤く信仰してきた漁師たち。しかし千年に一度と言われる大津波が沿岸を襲う。自然の強大な力により海辺の人々は深い傷を負う。  間一髪のところで津波を逃れた神楽衆が、以前と同じように海辺を巡りはじめる。神々や精霊が息づく三陸を、神の使いとなって巡る神楽衆。死者を鎮魂し、生者を元気づける音色が沿岸に響く。なぜ人々はこの地に住まいつづけるのか。大災害を前に神楽はなにができるのか。  いまだ津波の余波に揺れ続ける沿岸を舞台に、いく度もの津波を生き抜いてきた神楽と海辺の人々の根っこにある力強さを描くドキュメンタリー。(「廻り神楽」プレスシートより転載)

>黒森神楽とは?  宮古市山口の黒森神社を本拠地に、正月になると同神社の神霊を移した「権現様」(獅子頭)を携え、陸中沿岸の集落を廻り、家々の庭先で権現舞を舞って悪魔払いや火伏せの祈祷を行う。夜は宿となった民家の座敷に神楽幕を張り夜神楽を演じ、五穀豊穣・大漁成就や天下泰平などの祈祷の舞で人々に祝福をもたらす。この巡行は旧盛岡藩の沿岸部、山口から久慈市まで北上する「北廻り」と釡石市までを南下する「南廻り」を隔年で廻村し、近世初期からその範囲は変わっていない。こうした広範囲で長期にわたる巡行を行う神楽は全国的にも類例がなく、国の重要無形民俗文化財となっている。

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